若手実力派演奏者による、萌芽お勧めのコンサートです💚
今回もチェロの山内睦大さんが考えられたのか?どうか、分かりませんが、
『音楽の愉しみ 音楽の哀しみ』
コンサートタイトルに魅かれます🥰
演目は?と申しますと
ロンベルク『フィガロの結婚』の主題による変奏曲
ロンベルク? 聞き慣れない作曲家名なので、調べてみたところ、
幼少時よりヴァイオリンを弾いていたアンドレーアス・ロンベルクと
従弟で同じ年の、チェロを弾いていたベルンハルト・ロンベルクと共に、演奏していたらしい。
後年、アンドレーアスはハンブルクのオペラ管弦楽団に参加し、『カラス』という最初のオペラ作品を作曲しているとある。
一方、チェロ奏者でもあったベルンハルトも、若かりし頃のベートーヴェンが、
ベルンハルトの音楽家としての才能に敬服し、尊敬の念を持っていて、彼の為にチェロ協奏曲を作曲しようとしたのを断って
自分で作曲した曲を演奏する事が第一だとの考えから
ベートーヴェンの申し出を断ったという逸話が残っているらしい。
さて、どちらのロンベルクさんが作曲された「フィガロの結婚」の変奏曲かしら?
当日、この辺りのお話が聞ける事も愉しみにしていたい!
当然、愉しい曲からのスタートですね💛
次なる曲は
モーツァルト ピアノ三重奏曲 第6番 ト長調 K564
哀しい曲は
ラフマニノフ ピアノ三重奏曲 第2番 ニ短調
<悲しみの三重奏曲> Op.9
チャコフスキーの訃報を受け、それから一か月後に完成されたらしい、
故人を偲んで作曲するという発想はチャイコフスキー自身が確立したことの様で、
楽曲構成も、チャイコフスキー昨品<偉大なる芸術家の思い出に>に類似している事から、
間違いなく、この哀しみはチャイコフスキが亡くなった悲しみを
表現しているのでしょう。
愉しい曲と哀しい曲を取り合わせた、聴き応えのある演奏をどうぞ、お愉しみ下さい☆彡